革の切断面のことをコバ面と言います。
このコバ面がいかにきれいに整うかで、
作品の最終的な仕上がりが左右されると言っても過言ではないです。
コバ面を整えるのにいくつか専用の工具があるのですが、
私はコバスリックとサンドスティックとコーンスリッカーを使います。
この3つの用具であれば、東急ハンズや浅草橋の専門店でいくらでも売ってます。
①サンドスティックでコバ面を削る
サンドスティックを使って角に丸みをもたせたり、
繋ぎ目が目立たないよう削ります。
②コバ面にコバスリックを塗る
サンドスティックで形成したら、
コバスリックを塗ります。
③コーンスリッカーで整える
コバスリックを縫ったらコーンスリッカーで整えます。
この作業を繰り返していくと、
コバ面がどんどん磨かれ、なめらかな見た目、手触りになります。
私はやりませんが、焼きごてを使ったりヘリ落としを使ったりもします。
ヘリ落としを使うほどごつい革を作品に使用しないので必要性は感じないのですが、
いつか焼きごてには挑戦したいです。